★このブロックで説明する インターネットエクスプローラーのキャッシュ・クリア方法は 【田中式処置】とは
無関係です。
効果のほども不明です。(自分では「多少は効果があるだろう」と考えています)
マイナス効果・副作用が無いことは、確認済みです。
ネットアクセスの最中に エラーとなったり Win98(se)が止まる時は、ブラウザのキャッシュをクリア
した方が良いと思います。
止まる時は ブラウザのキャッシュに不正なデータが含まれる事がある・・
と、 ブラウザツールのマニュアルにも書かれています。
◆【初級者の方へ】
Win98(se)が止まる時に ただ単に【リセットボタン】を押して再起動して運用を続けると、
ますます不安定になります。
この点について,このテキストの最後に 初級者用の説明をしてあります。
さて、
いままで 通算で3〜4回 ウィルスに侵入されましたが、どれも インターネットのキャッシュフォルダへの侵入です。
また、Win98(se)を【C:\windows】にインストールして ネットに接続している人は、
適当な時に 別のフォルダ名(MY_WIN とか)でインストールし直した方が安全でしょう。
Microsoftの【インターネットエクスプローラーのセキュリティホール】の技術解説の所で、
『ファイルの存在を特定されない場合は、外部から実行されたり 外部から読まれたりする事はありません。』
という意味の説明がありますが、
Win98(se)を【C:\windows】にインストールしていれば 最初から "特定された状態" でしょ。(笑)
(悪意のあるサイトを訪問して【コンピューターの制御】を奪われてしまう危険性。)
私は【C:\windows】にインストールした事は ただの1度もありません。
ネットに接続するなら 予期できた事です。
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ここでの説明を読む前に、
エクスプローラーの "表示⇒フォルダオプション⇒表示" の設定で 【全てのファイルを表示】する設定 にして下さい。
拡張子も全て表示する設定にして下さい。
★以下に説明する「キャッシュクリア」の手法は 【インターネットエクスプローラー 5.5 sp2】でテストし、
2年ほど運用しましたが、障害は一切発生していません。全く快調です。
ただし、他の環境ではテストしていません。
Win98初期バージョンではテストしていません。
【インターネットエクスプローラー 5.5 sp2】でのみテストしました。
※特別な事はやっていませんから、インターネットエクスプローラー 6 でも問題無いだろうと想像しています。
仮に障害が発生しても インターネットエクスプローラーのキャッシュ部分だけに限定して発生する事が予想されますから、
試してみて下さい。
★以下の作業を行った後の「Win98seの挙動・インターネットエクスプローラーの挙動」という意味では、
【Tempor〜Files フォルダ】の位置が "初期設定" であるか、
【Tempor〜Files フォルダ】が 変更先に1つだけ存在する場合 においてのみ 動作確認しています。
※【Tempor〜Files フォルダ】が2つ存在するかどうかは 自分で確認して下さい。
まず 自分で設定した移動先に1つ存在するハズです。
そして もう1つ C:\windows\Temporary Internet Files が残っている場合があります。
この場合、これはただの残骸ではなく、Win98・Win98seが 2つの【Tempor〜Files フォルダ】を認識
しています(レジストリーを調べると判明します。)
インターネットエクスプローラーの標準的な操作で【Tempor〜Files フォルダ】を移動させても、【M】というツールで移動させても、
【Tempor〜Files フォルダ】が 2箇所に存在する結果となってしまう事が多いようです。
こうなってしまうと、レジストリーを手作業で書き換えて直しても 再起動するとWin98・Win98seが元に戻してしまい、
再び 2つの【Tempor〜Files フォルダ】を認識した状態になります。
★位置変更が完全認識されておらず 2箇所の【Tempor〜Files フォルダ】を認識するWin98・Win98seでは
両方の【Tempor〜Files フォルダ】が作業対象であろうと思われますが、
2箇所ともWin98(se)が「自動再生機能」を発揮してくれるかどうかは 未確認です。
従って、
【Tempor〜Files フォルダ】を移動している方で 2つの【Tempor〜Files フォルダ】が存在している方は、
初期設定に戻してから 以下に説明する「キャッシュクリア」の手法をテストして下さい。
あるいは、初期設定に戻した後、
【インターネットエクスプローラー 5 のTemp、Favorites移動。私の方法】.txt の手順を応用して【マウスのドラッギング】でフォルダ移動
を行い、【Tempor〜Files のフォルダ移動】が完全な状態になってからテストして下さい。
私のWin98seでは「位置変更」が完全認識されており、
【Tempor〜Files フォルダ】は 変更先に1つ存在するのみです。(C:\windows の配下には存在しない。)
↑疑う人は Last_Information/my_IE_temp.gif を閲覧して下さい。
↑ このように「完全な移動」を行うための方法 は簡単です。
さて、本題。
●インターネットエクスプローラーのプロパティで【インターネットエクスプローラーの一時キャッシュクリア・・全てのオフラインコンテンツ削除】
を行うと Content.IE5配下のフォルダ・データーは削除されますが、
どういう訳か C:\windows\Temporary Internet Files\Content.IE5\index.dat は初期化されません。
(しかも そのサイズが 数MBもある。)
これは変でしょう。
※事実、【WebBooster Ninja】で「キャッシュクリア」を行うと
直後のindex.dat(WebBooster用のindex.dat)は初期化され、64バイトとなります。
こういう状態では 「インターネットエクスプローラーのエラーの呼び水」となる可能性も・・。
desktop.ini は エクスプローラーでの表示設定を保有しますが、
index.dat は配下のデーターの索引ファイルとしての機能です。
キャッシュを完全にクリアして 配下のデーターもフォルダも削除されたのに、「古いindex.dat」が大きなサイズで残ったまま・・
これは変です。
以下の手順は 「私流」ですが、
その後のインターネットエクスプローラーの動作に変な挙動は見られません。 何もしないよりも良いハズです。
特に ネット経由でウィルスを拾った時には行う方が良いでしょう。
【インターネットエクスプローラーのキャッシュのパフォーマンス】という点での効果は不明です。
この【キャッシュクリア手順】は 一部 Dosでの作業も少しあるので、
初心者向けに DOSコマンド入力での注意点を書き加えてあります。
※DOSコマンドの入力を間違えて大事件」と事になっては困ります。
また、
この【キャッシュクリア方法】は、結果について危険はありませんが、作業手順として 少し危険を伴います。
DOSコマンドに不慣れな人はやらないで下さい。
【インターネットエクスプローラーの一時キャッシュクリア】・・・ 具体的な手順 (私流の方法)
●【全キャッシュクリア】の状態で "全体保存" をするのが望ましいが、
全体保存を行う前の【キャッシュクリア】の最善手順は おそらく次のような手順であろうと思われる。
※インターネットエクスプローラー が止まる時も、
【スキャンディスク+レジストリ復旧】の後で 【キャッシュクリア】を行なった方が良さそう。
※ここでの説明は 必ずしも【キャッシュクリア】だけに焦点を絞っていません。
「初期化状態での全体保存」-「ウィルス予防」-「望まないCookieファイルの可能性」や
「Cookieファイルによる情報漏洩」等 を考慮したものです。
この辺を承知している人は キャッシュ関連ファイルだけを削除する形でも構いません。
"Cookie保存を要求する特定のサイト" で登録が上手く出来ない場合などは Cookieファイルも全削除
した方が良い場合もあります。(これは Microsoftの見解。)
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1.デスクトップの【インターネットエクスプローラーのアィコン 右クリック】⇒ プロパティを表示させ、
【インターネットエクスプローラーの一時キャッシュクリア(ファイル削除)・・・全てのオフラインコンテンツ削除】、
そして 【履歴のクリア】を行う。
OKを押して 【インターネットエクスプローラーのプロパティアィコン】を閉じる。
※この【インターネットエクスプローラーのプロパティ】の作業は インターネットエクスプローラーを起動しないで行う方が望ましいであろう。
C:\windows\Temporary Internet filesフォルダに表示される Cookieファイルも削除する。
C:\windows\Cookiesフォルダも確認し、何か表示されれば index.dat以外のファイルを全てを削除する。
(Cookieファイルの実体は C:\windows\Cookiesフォルダに存在する。)
※Cookieファイルは キャッシュとは関係無いし、必ずしも無理に削除する必要は無いが、
ネットで何かを登録する時などに クリアした方が良い場合がある。
(理由についての詳細は省略。)
※【index.dat 削除】については Win98・Win98seが拒否するので 後で Dosで削除する。
※C:\windows\Temporary Internet Files\Content.IE5直下の【index.dat】について。
エクスプローラーで「全てを表示する設定」にしてあっても この【index.dat】は見せてくれない。
※状況によっては ブラウザが記憶しているパスワードも消去する。
デスクトップの【インターネットエクスプローラーのプロパティアイコン】 ⇒ コンテンツタブを開いて
「オートコンプリート」ボタンをクリック。
「フォームのクリア」と「パスワードのクリア」をクリック し、OK〜OKを押す。
(↑これは 通常 行う必要は無い。)
先のindex.datを削除しても "オートコンプリート機能"によるURLは表示される。
※「フォームのクリア」と「パスワードのクリア」を有効にクリアするためには、
全般タブの「履歴のクリア」も一緒に行なわないと駄目なようだ。
Web高速化ツールを導入している場合は これを起動して、
そのツールの【キャッシュ】・【ダウンロード途中のfiles】や
【ネームサーバーDataのキャッシュ】も クリアする。 (ツールによる違いは自分で考えて下さい)
2.Web高速化ツール等を終了し、
いったん パソコンを再起動して Command Prompt Modeで止める。
3.Dosで
C:\windows\Temporary Internet Files\Content.IE5 直下の index.dat と
C:\windows\Cookies\index.dat を削除する。
(Cookieファイルを残した場合は C:\windows\Cookies\index.dat も残す。)
※今回の作業では delコマンド よりも deltreeコマンドを使う方が望ましい。
コマンド実行に注意を要するので、ディレクトリ移動してファイル表示させながら
確認して削除する。)
◆ここでの「Dosコマンド説明」は初心者用の説明です(以下の26行)。
Dosでは フォルダのパス入力が「短いファイル名」で入力する事に注意。
削除コマンドを実行する時は、「ファイル名・パス」を間違えて入力すると大事件。
※起動時のautoexec.bat↓で【Doskey】を組み込んであると Dosモードでの入力操作が便利。
(LoadHigh C:\windows\Command\DOSKey /Line:255 /BufSize:2048 /KeySize:255)。
Dosモードにて コマンドラインで 単に DOSKey と入力実行しても 一応は機能します。
以下は 【Doskey】を組み込んであると仮定しての入力手順。
(【】で区切ったブロックごとに Enterキーを押す。【】は入力しない。)
【C:】 【cd \】 【cd windows】 【cd Cookies】
【dir /a .\index.dat】 (←「ドット」を忘れずに入力。「ドット」は「現在のフォルダ」の意味。)
↑入力を間違えていなければ C:\windows\Cookies の index.dat が表示される。
表示されたら "上矢印キー"を1回だけ押す。
すると 今実行したコマンドラインが再現されるので "Homeキー" を押す。
カーソルが入力行の先頭に移動するので
"Deleteキー" を6回押して 先頭の「dir /a」の部分を削除する。
"Insertキー" を1回押してから「deltree」と入力する。(「l」は "エル"。)
"Endキー" を押して 入力ラインを確認する。
次のように表示されていたら "Enter" を押して実行する。(【】は入力しない。)
【deltree .\index.dat】
「〜〜 index.dat を削除しますか?」と聞かれるので y と入力して "Enter" を押す。
以下、同じ要領で C:\windows\Temporary Internet Files\Content.IE5 直下の index.dat も削除する。
ただし、こちらの index.dat の存在する「パス」の入力は勝手が違う。
C:\windows\Temporary Internet Files\Content.IE5 のパスは
Dosでは次のパス文字列となる。
C:\windows\Tempor~1\Content.IE5 。 従って 次のような入力手順となる。
【C:】 【cd \】 【cd windows】 【cd Tempor~1】 【cd Content.IE5】
以下、【dir /a .\index.dat】の入力からは 同じ要領。
※【Temporary Internet Files】の存在場所を変更しているWin98・Win98seでは、
変更した方の【Temporary Internet Files フォルダ】が 作業対象となる。
4.パソコンを再起動する。
5.Win98/Win98se起動時に
C:\windows\Cookies\index.dat と
C:\windows\Temporary Internet Files\Content.IE5\index.dat と
C:\windows\Temporary Internet Files\Content.IE5 配下のフォルダ が 自動再生成されている。
(index.dat のサイズは小さく 初期化されている。)
6.ここで もう一度
デスクトップの【インターネットエクスプローラーのプロパティアィコン】で
【インターネットエクスプローラーの一時キャッシュクリア・・全てのオフラインコンテンツ削除】、
そして 【履歴のクリア】を行う。
【接続タブ】を 一度 開いてから OKを押して【インターネットエクスプローラーのプロパティアィコン】を閉じる。
※インターネットエクスプローラーのプロパティで「接続タブ」を押した時に 2つの【index.dat】が 自動更新される。
(C:\windows\Cookies\index.dat と C:\windows\Temporary Internet Files\Content.IE5\index.dat)
これで インターネットエクスプローラーのキャッシュ関連が完全に初期化された状態となり、
かつ Win98(se)が それを認識した状態となる。
◆ウィルスに冒された後「キャッシュ」をクリアした場合の作業としては ここまでで終了。
(ウィルスに冒された場合、【Tempor〜Files フォルダ】の中に "ウィルスファイル" が存在
する事も多い。)
キャッシュファイルをクリアしたこの時が【デフラグ】を行う好機。
7.【Dosで全体保存】を実行する場合ならば、
ここでパソコンを再起動して Command Prompt Modeで止め、Dosで "全体保存" を実行する。
↑この保存処理を行った後でパソコンを再起動した時については、
このWin98(se)起動は「将来のWin98(se)リカバリー後の起動」に ほぼ等しいので、
上記の保存処理を行った後でWin98(se)起動をしたら
下記の【ここで保存した物でリカバリーして Win98(se)起動した場合】に準じて対応すれば良い。
★【ここで保存した物でリカバリーする場合の事前処理】
1〜3 の作業を行ってリカバリーし その直後の再起動をした時に6を行うか、
あるいは 1〜6 の作業を行ってからリカバリーすれば良いであろう。
★【ここで保存した物でリカバリーして Win98(se)起動した場合】
リカバリー直後のWin98(se)起動時に
C:\windows\Temporary Internet Files\Content.IE5\index.dat が 初期的な状態で「自動更新」される。
C:\windows\Cookies\index.dat も自動更新される。
※あとでインターネットエクスプローラーを起動すると 再び Tempor〜\index.dat が更新される。
《注意》:
リカバリー元としての "保存版" のWin98(se)認識が【Temporary Internet Files = 別ドライブ】に
設定してあった場合は、
リカバリー直前に【1.〜6.の作業】を行った後 リカバリーするか、
あるいは
リカバリー直前に【1.〜3.の作業】を行った後 リカバリーし 直後の再起動をした時に6を行うか、
あるいは
リカバリー直後の最初のWin98(se)起動をした時に 【1.〜6.の作業】を行って「キャッシュクリア作業」
を行うのが望ましい。
※Web高速化ツールのキャッシュクリアも もう一度実行して認識させると良さそう。
※要するに、「全体保存を行った時」と「リカバリーした時」とで キャッシュの状態を同期させる事
が肝要。
無理にキャッシュクリアをする必要も無いが、何か問題が生じてリカバリーした場合も
あるいは ウィルスは【未知の障害】を発生させるのであるから、
「後顧の憂いを断ち切る」という意味で クリアしておくのが確実。
最初は インターネットエクスプローラーを起動しないで
その前に、インターネットエクスプローラーのアィコンのプロパティ設定で「接続タブ」を押してからOKを押す。
こうして 2つの【index.dat】を更新させておけば確実であろう。
C:\windows\Temporary Internet Files\Content.IE5 配下のフォルダは
Win98(se)起動直後も、ここでも自動生成されないし、インターネットエクスプローラーを起動しても自動生成されないが、
ネットにアクセスすると自動生成される。
ネットアクセスを重ねると
インターネットエクスプローラーのキャッシュが蓄積されるに従って Content.IE5 配下の【index.dat】のサイズが大きく
なっていく。
※つまり、インターネットエクスプローラーのプロパティアィコンで【キャッシュクリア+全てのオフラインコンテンツ削除】
を行った時に「大きなサイズのindex.dat」が残ったまま・・という状況は
やはり おかしいと言える。
【インターネットエクスプローラーの一時キャッシュクリア】の説明・・・・以上。
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