「あと3年は このPCを使おう」 と思っています。
ふつうの家電製品の世界では それが常識です。 7〜8年は使えます。
作って販売する側も そのつもりでサポート体制を整えています。 PCの世界が異常なのです。
買ってから2年もたてば、「もう買い換える時期ですよ」等と 平気で言います。
だから、PCを使う人口の割に“消費のパイ”が大きいのです。
“消費のパイ”が大きいから、 他の電器業界で見られない【ショップブランド】なる物が繁盛するのです。
数年以上前から “秋葉原電気街”全体の売上げの内、70〜80%が“PC関連の売上げ”です。
不景気が長引いていますが、PC関連だけは活況を呈しています。これを支えているのは “どんどん買い換える人達”です。
別の見方をすれば、“どんどん買い換える”事を前提として 現在のようなPC業界が維持されています。
ただし、一般の人間の多くが このように“どんどん買い換える”のは、日本だけの現象です。
※TVコマーシャルを見てもわかるように、 日本人は“イメージ戦略”に躍らされやすいですから・・・。
あなたが費やした20万円(?)で、
豪華な食事を何度もできたかも知れませんし、海外旅行ができたかも知れません。
あるいは、ソープランドに何度も行けたかも知れません(笑)。
『どんどん買い換える位でないと駄目です』 という風潮に乗せられ、 あなたは、使わなくても良いお金を PCに投じたのです。
※その意味では あなたは 【お人好しの“被害者”】 かも知れません。
もう一つ 皆さんが頭に来ている事があるでしょう。 それは “不良率”の高さです。
でも、【不良率の高さ】の問題の“根っこ”は もっと深い所にもあるように感じます。
例えば、有名なA社の【ディスプレィカード】を買ったとしましょう。
すると、
その説明書に 「資格の無い人が自分でPCに装着した場合は、故障しても“保証”の対象外となります。」 と、印刷してあります。
「だったら、一般の人間を対象に 小売店に供給するなよ」・・・と言いたくなりませんか?。
また、
同じ説明書に、“全くのPC初心者”でなければ必要の無い“説明書き”も印刷してあります。 (すごい矛盾!)
これを 【ビデオ】や【TV】に喩えれば、
その“内部の基板”を、一般の電器店で “一般の人”向けに販売しておきながら、
「資格の無い人が自分で【TV】に装着した場合は 故障しても“保証”の対象外となります。」 と 印刷してあるのと同じです。 (笑)
こんな馬鹿な話、ふつうの家電業界では 通用しません。 PC業界が“異常”なのです。
PCの世界では、(現実問題として)
発生した障害の症状を見て、 (例えば) それが“HDDの異常”か“メモリの異常”か---を パッと見分ける位でないと
スムーズに運用できない・・・という側面もあります。
★【リンドゥズ】に注目★
【日本語版 Lindows】で 安上がりに PCを安定動作させよう。
【Lindows 日本語版】 が、 2003年夏 日本国内で発売。
【Lindows ホームページ】
OSの役割は “裏方”ですから、OSがフリーズすると アプリケーション単独のエラーでは済みません。
本来、OSというものは 2〜3年でコロコロ代える物ではありません。。
だから、
【安定しているOS】として有名な UNIX では、何年も何年もかけて【バグ修正】を行って安定動作させています。
UNIX は “上手な販売戦略”で普及したものではありません。
この UNIX の系列で Linux というのがありますが、
非力なPCで Win95がやっと動作するPCでも Linux なら動作が軽いとのことです。
【Lindows】は米国で開発され、“Windows版のソフト”を Linux上で動かすためのソフトです。
【Lindows】の提供のされ方は、 ユーザーに嬉しいスタイルです。
【Lindows】のユーザー登録をすれば、10000本ものアプリケーションを 【好きなだけダウンロード】 して “使い放題” です。
【好きなだけダウンロード】するのに払う金額には、 【Lindows登録代金】も含まれています。
※【Lindows】についての 詳細は自分で調べて下さい。 (【Lindowsインストール作業】も平易化 した。)
【日本語版 Lindows】の発売も決まり、 【好きなだけダウンロード】出来るアプリケーションの本数は増加中・・。
【Lindows】の安定度ですが、
使用する人の話では、 『チューニング無し 〜 【リソース残り量=5%】でも平気。』 との事。
アメリカ人は日本人と違って、1〜2年で 新品PCに買い換える事はしません。
“中古PC”を買って【Lindows】を運用することがアメリカで流行し始めているとのことです。
※中古PCを使うには 少し勉強が必要ですが、Linuxの動作には 新型の高性能PCは必要ありません。
現在 日本の多くのPCユーザーは、1〜2年ごとに “PC環境の換装”に相当な出費を強いられています。
そういう“流れ”を誰がつくったのか?・・・。
とにかく、日本の多くのPCユーザーは その“流れ”に乗せられている事は確かです。
OSアップグレード後の 日本のPCユーザーの悩みを知っていますか?
【OSをアップした】⇒【PCの動作が遅くてストレスが溜まる】⇒【PCを買い換えようか】⇒【ふところが苦しい】
【PCを買い換えた】⇒【OSをアップした】⇒【未知の不具合に遭遇】⇒【原因・解決策が示されていない】
ちょっと何か作業をすると すぐ【砂時計】になるようでは イライラしてしまいます。
【砂時計】と言っても “バックで作業中”を示している【カーソル+砂時計】ではないのです。
完全に“待って下さい状態”の【砂時計】です。
これが現れた時は、マウスカーソルを他のウィンドゥに移動しても“作業不可”です。待つしかありません。
(可哀想に。)
【砂時計】出まくりでも、『自分は“新しいOS”を使っている』という事で満足感に浸るような人は “特殊な人種”です。
【未知の不具合】に出会うことを楽しむ人々も同様です。
たとえば、
(ちょっと喩えが適切ではないですが) 乗用車の前方がバウンドするように改造して楽しんでいる人々がいます。
あれは本人が楽しいのですから構いませんが、
自動車の“本来の目的”という点では 自動車としての用を果たしていません。
すぐに煙を吐いて“エンジンStop”しますから 普通の人間は困ります。
私が、1〜2年後の【自分のPC環境】に どういう青写真を描いているか、想像できるでしょ。
とにかく、
1〜2年ごとに OSを代えたり、PCを買い換えるのは まっぴら御免です。
生活に役立てるためにPCを活用するのであって、PCのために生活している訳じゃありません。
★マイクロマガジン【パソコン批評】★
PC業界への“ヨイショ”をしない【PC雑誌】を見つけました。
マイクロマガジン社の 【パソコン批評】 というPC雑誌です。 ⇒ マイクロマガジン社 ホームページ
「事実を事実として書こう」というポリシーで、
PC業界の“顔色”をうかがう事をしないで 本音をズバリそのままに書いている点が特徴です。
【メーカーのヒモ付き】となったPC雑誌を読むよりも価値があるでしょう。
私が友人から譲り受けた 2002年8月号のタイトル・見出しを紹介しましょう。
<巻頭コラム>
◇ドキュメンタリー “ザ・倒産”完結編
◇不倫相手は見つけやすくなったが、不倫行為はバレやすくなった
◇パソコンがパソコンであるために パート4
◇やる気があるのか? Bフレッツ
◇矛盾を生む性能
■第1特集 【殿様商売の終焉 ユーザーの反乱】
. マイクロソフト、クリエイティブメディア・・・本当にユーザー重視のメーカーとは?
1. 日本市場が軽視されがちな理由とは?
2. メーカーの本音、騙し合いの世界
3. これでいいのか クリエイティブメディア!!
4. ユーザーを虚仮にする nVIDIA
5. Microsoftは どうして・・・
6. 実は対応していた! 知られたくないASIO対応!
7. 今こそ使いこなせ USBサウンドデバイス
8. なんで nVIDIA にこだわるの?
9. マイクロソフトに反省を、そのための一歩
10. メーカーの悪行、数え上げたらキリがないけど・・・
11. 【第1特集 総論】 私たちユーザーがやるべきこと
■第2特集 【人気、不人気完全分離】
. 分りやすいネットワーク完全解析
12. GM不在で進むネットゲームの不幸
13. バンドル販売は管理者達の負担軽減になるのか?
14. コンシューマ機に見る日本国内のネットワークゲームの実態
15. リネージュとラグナロクに見る「第2のソフトウェア」
16. 第二特集総論
■緊急特集 【最新PC事情は海外サイトでGetせよ】
17. PC最新情報は海外サイトでGetしよう!
18. どこのサイトが一番ヤバイ!?
19. 英語がダメならココを読め!
20. パソコン批評特選 面白海外サイト全集
■ソフト & ハード批評
21.〜32.
(ノートPC、マザーボード、プリンタ、デジタルカメラ、各種ソフトウェア 等)
■読み物
33.次世代CPU戦争の幕開け
34.〜46.
(連載記事、コラム 等)
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参考までに、巻末の 「次号予告」は次のように書かれています。
■第1特集 【Windowsを使い続けなくてもいい理由】 マイクロソフトを捨てよう
読者の皆さんは、マイクロソフトの“反Linuxキャンペーン”の公式サイトが
Linuxベースのサーバーで稼働していたのは御存知だろうか。
この皮肉なオチには重大な意味がある。
つまり、それだけ Linuxが浸透してきた兆しとして捉えることができる。
そろそろ ユーザーは Windowsから脱却する時期に来ているのだろうか。
●Linuxは Windowsよりもここが優れている!
●サーバー市場のシェア争い、MSがしがみつく既得権益
●Linuxを実際に使ってみる
■第2特集 【新種ウィルスの恐怖】 Jpegウィルスは PCユーザーにどんな影響を与えるか?
Jpeg感染ウィルスとしては初の W32/Perrun が発見された。
各ウィルス対策専門企業はこのウィルスの危険度を「低」としているが、
このウィルスは いくつかの改良(改悪?)を施すことで危険度が高くなるようだ。
この 単体では危険度の低いウィルスは PCユーザーにどのような影響を与えるのか、
検証していきたい。
●W32/Perrun がセキュリティ専門家を惹きつけるワケ
●アップグレード型ウィルスの脅威
●ウィルス作者との終わりのない軍拡競争
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