プリインストールPC】で 田中式処置を行う場合について。


◆【プリインストールPC 対策】の 詳細なアドバイスは 中止しました。

  ※プリインストールPC使用者のために 「いつか 正確なガイドを 詳しく書こう」〜と思っていましたが、
   日朝条約に絡む【日本人拉致問題】における、日本の人々の態度に プッツンして 意欲を失いました。



◆【プリインストールPC】での処置は 【中級者の上】〜【上級者】だけが行なって下さい。

  クリーンインストールした状態での処置作業に比べ、プリインストールPCでは 作業が煩雑になります。


最近の 【相談メール】 から抜粋した テキストを用意しました。 ⇒ 【最後の 相談・回答・報告 メール】


プリインストールPC に関する 【説明】 も含んでいます。
内容を整理し、親切で詳しいガイドを書くつもりでしたが、 最後のHP編集であり、もう時間がありません。参考になる所を選んで 読んで下さい。

【フロッピーからインストール】したデバイスは、 【田中式〜Dos再起動〜デバイス検出】で自動組み込みされません。

【フロッピーからインストール】でデバイスを組み込んだ プリインストールPCも存在します。
根幹的なデバイスでない限り、 田中式の実行前に 取り外しておく方が無難です。
それらのデバイスについて、 判別方法・対応方法 あるいは 自動組み込みさせたい場合の準備方法・・などを説明しています。
 

  ※外郭デバイスは、 【装着状態で 田中式-実行〜自動組み込み】 させる必要はありません。





【プリインストールPC】での処置について、 一般的な説明 ⇒ 【SfcCom 氏からの メール】 (ページ最後)


私自身の実際の体験でも、何人かの初心者は 私がメールでサポート・指導しながら本人が処置を行って成功し、大きな効果が出ています。
しかし、
プリインストールPCの場合、その形態・種類が多過ぎるのです。プリインストールPCごとに 対処方法が異なる部分もあります。

この理由で、HP開設当初から、上級者以外は 『プリインストールPCは田中式処置の対象外』とさせて頂いていました。
  (プリインストールPCでは、 初級〜中級者の場合は“独力”では無理。)

◆ポイントは、
 【ネットワーク・通信】に関連するソフトウェアを 処置の前にアンインストールし、それら専用のデバイスを外す作業です。

 サウンドカードも処置の前に外します。オンボードサウンドなら マザーボードBIOSで殺しておきます。

  ※5年前と比べて、今日の初級〜中級PCユーザーは これが正しく出来ない人が多い。
    プリインストールPCユーザーは PC内部を触った事も無い人も多く、初歩的なミスでPC本体を故障させる可能性もあります。

上記の 作業自体は難しくはありませんが、 下記の 1〜5 の要点を満たす必要があります。

 1. 【どれをアンインストールすべきか】を 正確に判断する必要がある。(初級〜中級者には難しい)
 
   ※大体のソフトウェアは、 休止・休眠させるだけで良い。
     要するに、時間経過と共に 勝手にデバイスにアクセスするソフトウェアや、Windows起動と同時に起動するソフトウェアや、
     Windows起動と同時にデバイスにアクセスするソフトウェアは、 これらのソフトウェアを、 【田中式】実行の前に 休止・休眠させておく。
     休止・休眠させる事ができないソフトウェア (あるいは 方法がわからない) は、 アンインストールしておく。

 2. 【“アンインストールのためのツール”が用意されていないハードウェア】を アンインストールする時の手順に要注意(後述)。
 
 3. 「実行できるかどうか」を判断するために、処置の前に【レジストリ】を分析する・・・ これが 初級〜中級者は“独力”では無理。
     (試してみれば分ることだが。)
 
 4. 処置の作業の流れの中で、GUIのセーフモードにて 【デバイスマネージャ】でデバイスを削除する作業があるが、
   【ネットワーク・通信】 もしくは サウンドカードが組み込まれていると 状況が複雑となり、判断が困難になる。
 
 5. 処置が全て完了した後で、前にアンインストールしたソフト・ハードを組み込む。

 
IE(internet Explorer)はアンインストール出来ませんし、その必要もありません。

【ネットワーク・通信・サウンドカード】関連ツールを外してクリーンインストールしたPCでは、上記の 1〜4の項目を 考える必要がありませんし、
それらの作業も行う必要がありません。
  ※オンボードサウンドの場合は微妙です。手順書(特に 事前の準備と環境設定.txt)を読んで下さい。

以上の理由で、 『プリインストールPCでは 初級〜中級者の場合はご遠慮願いたい』・・という事なのです。


最初の 1.の【アンインストール要件・条件】 は 面倒ですが、 ハードウェア-レジストリの再構築 をするなら 当然 必要な事です。
別な解釈をすれば、 そのような【アンインストール要件・条件】を要求せずに レジストリの再構築 をしてくれる “ツール” があるとすれば、
そのツールによって果たされた【再構築】は 名ばかりの再構築であり、 効果は ほとんど無いでしょう。
 (なぜ そうなのか・・理解できない中級者は 頭が悪い。)


もし、あなたの知人で 指導・援助をお願いできる方がいたとしても、
かなり親しい関係でない限り、『¥3000程度の謝礼で手伝ってもらおう』とは 考えない方が良いでしょう。
  (手伝う人があなたのPCを自由に触れる状況であれば、手間は1/3程度で済みます。)



◆初級〜中級者の方へ ---- アンインストール手順 (下記の【A】・【B】の説明は、田中式処置以外にも応用できます。)


【A】 ハードウェアを アンインストールする時の基本手順

セーフモードでWindowsを起動し、デバイスマネージャで 該当するデバイスを削除し、
Win終了し、PCの電源を切った後、電源ケーブル等も抜き、ハードウェアを外す。・・・ PC電源を入れる。
ただし、
デバイスを外すと使用不能となるような“Windowsの特定-機能(net関係)”や ソフトウェアが組み込まれている場合は、 【A】の説明ではなく 次の【B】の説明手順に従う。
また、
Windowsの根幹-動作が そのハードウェアに依存しない場合は、上記-説明の中で、セーフモードではなく 通常モードWindowsのデバイスマネージャで削除しても良い。

  ※考え方の例として、 SCSIカードを削除する時なら、
    SCSIカード接続のHDD=Cドライブ(あるいはスワップ設定ドライブ)である場合は 必ずセーフモードで起動し、 デバイスマネージャで削除する。
    そうでない場合は 通常モード起動してデバイスマネージャで削除しても良い。


【B】 ハードウェアと その“ペア”となるソフトウェアを アンインストールする時の基本手順

[パターン1]
 
該当するソフトウェアをアンインストールし、
そのソフトウェアと“ペア”となるハードウェアをデバイスマネージャで削除する。
Win終了し、PCの電源を切った後、電源ケーブル等も抜き、ハードウェアを外す。・・・ PCの電源を入れる。
この方法は ソフトウェア設定として“ゴミ”も残る可能性もありますが、 この場合は  もう1度組み込む時に上書きされるので心配ありません。

[パターン2]
 
【アンインストールのための専用ツール】が用意されているハードウェアもあります (ペアのソフトを一緒にアンインストールしてくれる)。
その場合はそれに従って下さい。 サウンドカード等はこれが用意されている事が多いでしょう。
サウンドカードは複雑な設定をレジストリに組み込みますが、
このツールを使えば “ソフトウェア設定”も“ハードウェア設定”も アンインストールしてくれるハズです。
そして、直後にWin終了し、PCの電源を切って ハードウェアを外す・・・という手順になるでしょう。

  ※“ペア”という意味は、
    サウンドカードの例なら、“サウンドカードの存在”を前提とするソフトウェアが これに該当する。
    部分的にサウンドカードの機能を利用するソフトウェアも存在します(例 : RealPlayer とか MediaPlayer)。
    このような場合、「サウンドカードが無くなっている」事をWindowsが認識しますし、 ソフトウェア自身も多くの場合は自動認識してくれます。

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ハードウェア操作の注意事項・常識事項などは 専用のハードウェアマニュアルに従って頂く事になるのですが、
  多くのプリインストールPCでは、
  マトモなマニュアルが付属していないのが現実です。 この原因は“過当な価格競争”にあります。

  無理して安く販売しているため、部品交換・部品増設時の手数料で儲けざるを得なくなっています。

  つまり、「PCの中は開けないでくれ」という販売側の考え方となっています。
  ユーザーが中を開けない事を前提としているので 「【増設カード操作の基本的な知識】を説明する必要も無い」 〜 という考え方です。
   (因みに、上記の【A】と【B】の操作手順などは 5年前なら “常識”でした。)

  Windowsの通常のインストールを出来ないPCも この延長線上にある考え方です。

  通常のインストールを許してしまうと、ユーザーが別の販売店で部品を買って増設してしまいます。
  となると、
  自社で増設・交換部品を買ってもらえませんから 【完成品PCとして無理して安く販売した】事のコスト回収が難しくなる訳です。
    (こうなると、【Dos/V の思想】からは遠く外れていますが仕方ありません。)

  その意味では、プリインストールPCは“安いようで安くない”とも言えます。
  安い価格でプリインストールPCを買い、その安さのメリットを享受できるのは上級ユーザーだけでしょう。

  しかし、この人達もそれなりに失敗やら投資・勉強の蓄積の結果として上級ユーザーとなったのです。
  勉強もせずに手間もかけずに 同じように 安さのメリットを享受しようと考えるのは“ムシのいい話”です。

  勉強したくない人は PCメーカーに儲けさせてあげるしかありません。
  あんなに安い値段で売って、 買った全ての人が 秋葉原で部品購入〜増設・交換すれば、完成品PCのメーカーは赤字になるでしょう。

  ※某メーカーのノートPC(知人所有)に処置しようとした時のことですが、
    Windowsをインストールする目的で 【フロッピー起動】に切り換えようとしました。
    “BIOS突入のためのキー操作”の説明書きが わかりにくい箇所に書いてある上、 その後 指示通りに操作しても【フロッピー起動】してくれません。
    ある追加の操作をしないと “設定変更”が記憶されずに【HDD起動】してしまうのです。
    2人がかりで1時間ほど色々と試し、やっと Windowsインストールまで漕ぎ着けました。 どんな名目でも手数料を稼ぐための【メーカーの自衛策】だろうと思います。






“上級者へのアドバイス” を以下に書きます。

  ※以下に述べる内容を 初級者〜中級者に全て理解できるように説明するのは 至難の技です。



◆田中式処置を行なう初期段階の手順で 【インストールポイント】を変更する作業があります。
 
     ※プリインストールPC 以外の人は、 ここでの 【インストールポイント説明】を読まないで下さい。
        (田中式処置の手順の方の 説明で充分です。話が ややこしくなります。)
 
 プリインストールPCの場合は、C:\windows\options\CABS というフォルダが存在し、この中に “セットアップCDに該当するファイル”が格納
 されている---と思います。
  (メーカーによって違う場合もある。 要 確認。)
     ※【これに該当するフォルダ (もしくは それに代わるCD) が存在しない プリインストールPC】 は無いハズです。
      なぜなら、 【アプリケーションの追加と削除】 を実行した時、
      Windows標準のツールを組み込むための“所在パス”のチェックでは このフォルダを Win98・95は参照するからです。
      それが存在しないPCでは 【標準的な追加デバイス】の時に困ることになります。
  (C:\windows\CABS の場合もあるらしい。)
 このフォルダが【インストールポイント】として レジストリで指定されていれば、 【インストールポイント変更】の作業は 不要です。

 あなたのプリインストールwindowsの【インストールポイント】で、 確認すべき【レジストリ箇所】を  下記に示します。

 HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Setup
 ↑ この レジストリキー で、次の項目の 【値(設定値)】を確認して下さい。
    SourcePath
    CommandLine
    OLSSrcPath

   ※通常セットアップのWin98(se)では 【Win98セットアップCD】 のインストールポイント情報が 設定されています。

   ※セットアップが済んでしまえば、 その後で 用があるのは Cabファイル・INFファイル等の【所在パス】です。
    プリインストールPCでは 【Win98セットアップCD】が 用意されていないので、
    【Cabファイルが存在する C:\windows\options\CABS】 = 【所在パス】 と認識させてしまうのです。
    それが、 ここの説明のポイントです。
                      (◆【Win98セットアップCD】でセットアップした通常のWin98(se) では パターンが違います。)

 もし指定されていなければ、 変更して頂くのですが、実際に変更する作業は 【田中式処置】の手順の中で行ないます。

 “書きかえる方法” は 手順書に説明してあります。
 処置を実行する途中で、 【あなたのWindowsのインストールポイント情報】 が Your_Install_Point.txt として書き出されています。
 この中の 【所在パス】 の部分を、あなたのPCに合わせて 変更して頂くことになります。


◆【プリインストールPC】での処置は コツが必要です。
 処置の【事前の準備】の段階で、
 通信関係のアプリケーションを休止(あるいは アンインストール) し、
 NET関係のアプリケーションをアンインストール し、
 コントロールパネルで 【優先的にログオンするネットワーク = “Windows ログオン”】 にした状態で 【田中式処置】を行なう
 必要があります。
 【****のログオフ】が出現 しない状態で 処置を行う必要があります。 その具体的な方法は 【手順書】に書いてあります。

 スタートメニューで 【****のログオフ】が出現する状態で 処置を行うと、処置後の“パワーマネジメント”に不具合が発生します。

 【アンインストールするアプリケーション】 と “ペア”の ハードウェアは 同じタイミングで外します。
 
  ※以下、「ハードウェアを外す」と表現した場合は、
    【デバイスマネージャで削除 ⇒ Windows終了 ⇒ 電源OFF ⇒ 電源ケーブルを外す ⇒ ハードウェアを外す ⇒ Windows起動】
    を意味します。
  ※【デバイスマネージャで削除する】の作業についてですが、
    「セーフモードWindowsで削除するか? 通常モードWindowsで削除するか?」 は デバイスの種類によって違いますが、
        (頑張って挑戦する中級者 のために書きます)
    “Windowsの根幹の動作が そのデバイスの存在に依存する” ようなデバイスでは Windowsをセーフモードで起動して削除します。
    例えば、
    【モニター】が無ければ Windowsは使えません。 【ディスプレィカード】が無ければ Windowsは画面表示できません。
    そのようなデバイスでは 絶対にセーフモードで起動して削除します。
    2つ目の例として、
    【SCSIカード】 や 【拡張ATAカード】については、 通常の場合は Windowsを通常モードで起動して削除します。
    しかし、 【SCSIブート】で運用している場合は 【Windows本体が入っている SCSIカード】は セーフモードで起動して削除します。
      (【拡張ATAカード】も同様。)
    なぜなら、 Windowsは その【SCSIカード】の存在に依存しているからです。
    ですから、 【スワップ・作業ドライブとして設定したドライブ】 は
    削除作業の前に  【削除しようとするカードに接続していないドライブ】 に設定を変更しておく必要があります。

    『RAID動作をさせているカードは?』 ・・・ この記事に頼るような人間は 【RAID動作】なんかやるなよ!。 (笑)
    3つ目の例として、
    スキャナーやプリンターは Windowsの根幹動作が そのデバイスに依存しませんから 通常モードで起動して削除します。
    多くの場合、セーフモードで起動して削除する方法で問題ありません。
    ただし、 複雑な設定が必要なデバイスの場合は 【セーフモード起動で削除】の方法ですと、問題が生じる場合もありますので、
    通常モードで削除できるデバイスは 通常モードのWindowsで削除した方が無難です。
    サウンドカード・ビデオキャプチャーカード等が これに該当します。
 
【“ペア” のソフト・ハード】では ソフトとハード ↑ どちらを先にするか?
基本的には、 ソフトが先 です。
【ハードウェアに密着したソフトウェア】 ⇒ 【ハードウェア認識 (デバイスマネージャ)】 ⇒ 【電源OFF】 ⇒ 【ハードウェアの物理的存在】 の順番で
アンインストールします。


◆モデムは“ケース_by_ケース”ですが、 外した状態で 田中式処置を行った方が 確実でしょう。


◆サウンドカードを外す・・あるいは オンボードサウンドチップを“マザーボードBIOS”で殺しておく必要がありますが、
 この時、ペアとなる サウンド関連アプリケーションを アンインストールするか否か、
 ケース_by_ケース で異なる可能性もあるでしょう。
  (あるいは アプリケーションによって。)
 また、サウンドカードを装着した状態ですと、Windowsが マルチメディア関連の【仮想デバイス】をいくつも組み込んでいますので、
 処置の中での“デバイスマネージャ”の作業が面倒になり、判断に迷います。


◆OutLookExpress はアンインストールしない方が 無難でしょう。
 
    OutLookExpress をアンインストールしないと “Windows ログオン”に出来ないのであれば、仕方ありませんが、
    OutLookExpress は 単なるメーラーであり、そのような事は無いハズです。

 組み込まれている IE のバージョンによっては、OutLookExpress をアンインストールしますと 面倒な事になる可能性があります。
  (理由は 【あ】で後述。)
上記の “私の予想”が外れ、 アンインストールする必要があるならば、後述の【あ】を参照して下さい。

 “複数ユーザー設定”しており OEをインストールしてある場合ですが、
 OEのメールデータ もしくは アドレス帳が ユーザー設定の人数分だけ存在するのではないかと思います。
   ("C:\WINDOWS\Application Data\Identities\{A1734 〜〜 E3BB513}\Microsoft\Outlook Express")
   ("C:\WINDOWS\Application Data\Microsoft\Address Book")
   (“複数ユーザー設定”で運用した経験は少ないので良く知りません。)
 いずれにしろ、複数ユーザー設定の状態では【田中式処置】は実行できませんので、まず OEをアンインストールするか、
 あるいは メールデータをエクスポートしておき 後でインポートすることになるでしょう。
   ※『“複数ユーザー設定”で運用すると 微妙に Windowsの挙動不審になる場合があり、原因はその不明。』
     と、Microsoftサポートにコメントされた事があります。


◆通常は インターネットエクスプローラは アンインストール出来ませんし、その必要はありません。
 
 クリーンインストールした場合も これに該当しますが、
 【プリインストールPC】の場合、ここに至るまでのアンインストール作業では不足かも知れません。
   (その場合 さらに何かをアンインストールする必要があります。)
 即ち、 HKEY_LOCAL_MACHINE\Enum\Network 等の配下に 【NET関連の仮想デバイス】が有効な形で認識されていたり、
 下記の関連レジストリキー等の配下に 認識が有効に残っていると、“田中式処置”が難しい作業になるか、結果がパっとしない可能性があります。
  HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\Class\Net
  HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\Class\NetClient
  HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\Class\NetService
  HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\Class\NetTrans  等。
 かといって、アンインストール作業を行なわずに、田中式処置の中で【仮想デバイス】を手動で削除するのは“禁物”です。
 基本的に、田中式処置では 【仮想デバイス】には手を付けません。

 こういう事情があるので、【プリインストールPC】の場合は 初級者〜中級者が独力で行なうのは「無理」なのです。
 上級者が、そのPCの構成・アプリ組込み状況・レジストリ内容を 分析し、微妙な箇所をアドバイスする必要があります。


◆【プリインストールPC】の場合は、“プリインストールのパターン”が 様々ですから 試してみるしかありません。

 つまり、“田中式処置”の前に Cドライブを完全バックアップしておき、 思い切って アンインストール作業を行なう必要があります。



//【あ】 後述の分//
 
◆【組み込まれている IE のバージョンによって、OutLookExpress をアンインストールすると面倒な事態を引き起こす可能性】
 
   (そして、その対策)
 
 具体的には、
 例えば 【クリーンインストール ⇒ IE5.5セットアップ】の後で OutLookExpress(以後 OEと略記)をアンインストールしますと、
 アンインストールした時点で IEも共有で使われる一部のモジュールが Win98_CD標準レベルのファイルにダウングレードされます。
 従って、OEアンインストール前にCドライブをエクスプローラで別のドライブにコピーしておき、
 OEアンインストール直後に“システムファイルチェッカー”を実行し、ダウングレードされたファイルを復旧させる必要があります。
 また、OEのアンインストールは1回では完了しません。
 確か、HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall に
 OEのアンインストール実行モジュールが指定されていたと思いますが、
 【アプリの追加と削除】を実行して ↑これが実行された後、上記のUninstallキーの中に 内容が変化した形で残っています。
   (これは【アプリの追加と削除】では表示されません)
 だから、その指定されている内容を 次に【ファイル名指定して実行】にて手動で実行する事になります。
 これを実行した後か 【レジストリのゴミ掃除】を完了しますと、スタートメニューでの【検索 ⇒ 人】メニューが消滅してくれます。
    (↑ どちらだったか忘れました。)
  ※スタートメニューの【検索 ⇒ 人】は 【OEのアドレス帳--検索】です。
 また、ここまで行なっても、OEのアンインストーラは レジストリに大量の【ゴミ】を残します。(HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID 配下や その他。)
 これを手作業で掃除する必要があります。
 私の場合は慎重に行なって 完全な“アンインストール+掃除”が出来ましたが、 横着して不完全なやり方で行なうと「不具合」が発生するかも知れません。
   ※知人の知人(初心者)が 【アプリの追加と削除】で OEを単純にアンインストールしたらWindowsの動作が変調になったそうです。
 もし、あなたがOEのアンインストールを行なうのであれば、
 以前 私がOEを“アンインストール+掃除”を行なった時の “作業履歴テキスト”を 下記に用意しました。
  (初級〜中級者に理解できるようには書いてありません。)
 全ての作業履歴ではありませんが、漏れている部分は簡単な作業だったように記憶しています。参考にして下さい。

   OE_FILEs.txt    clean_of_OE.txt    Outlook.txt
 
     (【注意】 : 上の3つのテキストは OutLookExpressに関する説明であり、OutLookに関する説明ではありません。)

  ◇この掃除を行なったWin98seで、その後 【PCIデバイス再構築】を行ない、HPビデオのマルチタスク動作テストを行ないました。
  ◇このPCは【プリインストールPC】ではありませんから、処置を行う前にOEを組み込んではいません。
    処置を行った後で OEを組み込み しばらく使ってからOEをアンインストールしたことになります。
    OEを無理にアンインストールする必要も無いのですが、気分的にアンインストールしたかっただけです。
    レジストリ掃除の作業としては “完璧”に出来ている・・と思います。
  ◇HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\CLASSES\CLSID 配下の掃除で、CLSID キー配下を どのように掃除したらわからない方は、誰かに教わって下さい。
    本には解説されていないと思います。
  ◇私のCドライブ・レジストリを一部公開する事になりますが、 OE削除後の現在では OE関連のファイル・レジストリは完全に消滅しています。