“ダミー”の1行


田中式処置の後の、 【A】・【B】 2通りのマザーボード認識


A ・ B  2つのシステムボード認識では、【ConvMem】の値が異なっています。 他の項目は完全に一致しています。

詳しい説明は このページの下部にあります。
 
◆ 【A】・【B】 は、 同じPC (同一マザーボード ・ 同一BIOS) です。

 
★【A】.“田中式処置”の直後のマザーボード認識
 
 
 
★【B】.Aのしばらく後で、“PCIデバイス”の認識だけを再構築した時点でのマザーボード認識
( 今回のビデオ映像を録画した Win98se )


SfcCom氏のパソコン】


 




≪A≫
 
★「田中式処置の実行 ⇒ 〜 ⇒ そして【A】の状態」・・・・【処置】を行う“直前”の状況

【P3B-Fマザーボード】で BIOSアップデートを行い、Win98seを新規にセットアップしましたが、
BIOSアップデート直後に、操作ミスにより【スキャナ】を壊してしまいました。
この時、実は スキャナ接続のSCSIカード(Rex-PCI30)も微妙に故障していたのですが、
Dosでの“読み書きテスト”に問題が無かったので “微妙な故障”に気が付かず、Win98seをセットアップし、すぐに【田中式処置】を行いました。
その後、基本的にはPCは快調であり、
もちろん 普通のWin98seに比べても非常に安定していました。

◆その時(↑)のマシン構成+Win98se のレジストリが 【A】です。

しかし その後、 MOドライブで 640MBメディアにアクセスする時だけ微妙な不具合が生じる事に気が付きました。
このMOドライブは【Rex-PCI30】に接続されています。
【Rex-PCI30】にはCD−Rドライブも接続されているのですが障害は皆無でした。
メーカーに相談すると、首をひねりながらも「完全ではない」との判断でした。
前後の状況から考えられる原因は1つしか考えられません。
  ※スキャナを壊した時に、
    そのスキャナを接続していたSCSIカード(Rex-PCI30)も故障したのだと思われます。

しばらく後で、Rex-PCI30の不満から開放されたくて マシン構成を少し変更する事を決定し、
下記の【B】に向けて 作業を行ったのでした。





≪B≫
 
★「【PCIデバイス認識の再構築】 ⇒ 〜 ⇒ そして【B】の状態」・・・・【PCIデバイス認識の再構築】を行う“直前”の状況

【Rex-PCI30】を取り外し、
MOドライブとCD-Rドライブを もう一つのSCSIカード(2940U2W。起動ドライブ接続)に引っ越す事にしました。
以前から IDE接続のHDDの速度が遅いことに不満でした(ATA33)。
そこで、IDEのHDDを1台だけの構成とし、安い【拡張ATAカード】を導入することに決定しました。 (【Ultra100 TX2】。3480円。)
IDEのHDD(40GB)を1台購入して 【拡張ATAカード】に接続し、他は「変更無し」で行くことにしました。
ただし、【2940U2W】の挿し位置は変更せざるを得ませんでした。

◆“処置の再実行”を思い立った理由
 
 .【2940U2Wの挿し位置】の変更。
 .【Rex-PCI30】を取り外した事。
 .不調な【Rex-PCI30】を装着した状態で Winセットアップした事。
 .不調な【Rex-PCI30】を装着した状態で “田中式処置”を実行した事。

さて、通常ならば、【Winセットアップ】 もしくは 【田中式処置】を完全な形でやり直すところです。
しかし、以前から 温めていた構想()があったので、これを機会に試してみる事にしました。

 .PCIデバイス群は基本的に“柔軟な対応”の出来るデバイスである。
   1回は【田中式処置】を実行してあり、PCIデバイス群の他にはデバイス構成に変更が無いし、
   障害を確認したのは 【Rex-PCI30】の限定的な動作だけなのだから、
   PCIデバイス群だけの“認識の再構築”を行っても 良い結果を生むのではないか?。

 .CATファイルは“自動組み込み”をさせる時に邪魔。
   数バイトしかないCATファイルも存在し、「単なる認証ファイル」であり、
   Windowsの“レジストリ組み込み”・“ドライバ組み込み”にとって 必要の無いファイルなのではないか?。


◆そして、今回 上記の「あ・い」を試した訳ですが、 その結果が【B】です。

  ※.については、基本的に 安定度・パワーには無関係です。
    ただし、デバイス種別によっては、
    (インストールsetを用意せずにWinセットアップした場合は)
    “INFファイルでのCAT指定”が 原因で “自動組み込み”が阻害され、
    【フロッピーから〜〜】の形で手動で組み込むと 安定度向上が“割り引き”されます。
    そのような場合は、上記 .の手法が効果的となります。


◆また、結果が良かっただけでなく、思わぬ収穫もありました。
 
今回 システムデバイスやマザーボードは“再構築”の対象に含まれていません。 【PCIデバイス認識の再構築】 と 【田中式処置】の意義 を参照)
にも拘らず、
【マザーボード認識】のデータの内、1つの項目が自動的に変更されていました (【ConvMem】の値)。






★【 注 意 】

中級者までの方は 【PCIデバイス認識の再構築】の手法を真似しないで、標準的な【田中式処置】を行って下さい。
田中式処置の“解説版”について
解説版の【手順の意味】まで完全に理解していませんと、【PCIデバイス認識だけの再構築】は 無理です。

  (作業の分量は、標準的な【田中式処置】よりも簡略的ですが・・・。)