私は この【キャッシュクリア手順を書いたテキストファイル】を Cドライブ以外の保管用フォルダに配置し, このテキストファイルへのショートカットを C:\C_WIN\スタート メニュー\メンテナンス に置き, これを閲覧,確認しながら 【キャッシュクリア】を行っています。 この【キャッシュクリア手順】は 一部 Dosでの作業も少しあるので、 初心者向けに DOSコマンド入力での注意点を書き加えてあります。   ※DOSコマンドの入力を間違えて大事件」と事になっては困ります。 また、 この【キャッシュクリア方法】は、結果について危険はありませんが、作業手順として 少し危険を伴います。 DOSコマンドに不慣れな人はやらないで下さい。 =================================== ●【全キャッシュクリア】の状態で "全体保存" をするのが望ましいが、  全体保存を行う前の【キャッシュクリア】の最善手順は おそらく次のような手順であろう。  ※Internet Explorer がフリーズした後も、   【スキャンディスク〜レジストリ復旧】の後で 【キャッシュクリア】を行なった方が良さそう。  ※ここでの説明は 必ずしも【キャッシュクリア】だけに焦点を絞っていません。   「初期化状態での全体保存」-「ウィルス予防」-「望まないCookieファイルの可能性」や   「Cookieファイルによる情報漏洩」等 を考慮したものです。   この辺を承知している人は キャッシュ関連ファイルだけを削除する形でも構いません。 "Cookie保存を要求する特定のサイト" で登録が上手く出来ない場合などは Cookieファイルも全削除 した方が良い場合もあります。(これは Microsoftの見解。) ======= 1.デスクトップの【Internet Explorerのアイコン 右クリック】⇒ プロパティを表示させ、  【Internet Explorerの一時キャッシュクリア(ファイル削除)・・・全てのオフラインコンテンツ削除】、  そして 【履歴のクリア】を行う。  OKを押して 【Internet Explorerのプロパティアイコン】を閉じる。  ※この【Internet Explorerのプロパティ設定】の作業は Internet Explorerを起動しないで行う方が望ましいであろう。  C:\windows\Temporary Internet filesフォルダに表示される Cookieファイルも削除する。  C:\windows\Cookiesフォルダも確認し、何か表示されれば index.dat以外のファイルを全てを削除する。  (Cookieファイルの実体は C:\windows\Cookiesフォルダに存在する。)  ※Cookieファイルは キャッシュとは関係無いし、必ずしも無理に削除する必要は無いが、   ネットで何かを登録する時などに クリアした方が良い場合がある。   (理由についての詳細は省略。)  ※【index.dat 削除】については Windowsが拒否するので 後で Dosで削除する。  ※C:\windows\Temporary Internet Files\Content.IE5ディレクトリ(フォルダ)直下の【index.dat】について。   エクスプローラで「全てを表示する設定」にしてあっても この【index.dat】は見せてくれない。  ※状況によっては ブラウザが記憶しているパスワードも消去する。   デスクトップの【Internet Explorerのアイコン】 ⇒ コンテンツタブを開いて   「オートコンプリート」ボタンをクリック。   「フォームのクリア」と「パスワードのクリア」をクリック し、OK〜OKを押す。    (↑これは 通常 行う必要は無い。)   先のindex.datを削除しても "オートコンプリート機能"によるURLは表示される。  ※「フォームのクリア」と「パスワードのクリア」を有効にクリアするためには、   全般タブの「履歴のクリア」も一緒に行なわないと駄目なようだ。 Web高速化ツールを導入している場合は これを起動して、 そのツールの【キャッシュ】・【ダウンロード途中のfiles】や 【ネームサーバーDataのキャッシュ】も クリアする。 (ツールによる違いは自分で考えて下さい) 2.Web高速化ツール等を終了し、   いったん PCを再起動して Command Prompt Modeで止める。 3.DOSで   C:\windows\Temporary Internet Files\Content.IE5フォルダ直下の index.dat と  C:\windows\Cookies\index.dat を削除する。   (Cookieファイルを残した場合は C:\windows\Cookies\index.dat も残す。)  ※今回の作業では delコマンド よりも deltreeコマンドを使う方が望ましい。   コマンド実行に注意を要するので、ディレクトリ移動してファイル表示させながら   確認して削除する。)  ◆ここでの「Dosコマンド説明」は初心者用の説明です(以下の26行)。   Dosでは フォルダのパス入力が「短いファイル名」で入力する事に注意。   削除コマンドを実行する時は、「ファイル名・パス」を間違えて入力すると大事件。  ※起動時のautoexec.bat↓で【Doskey】を組み込んであると Dosモードでの入力操作が便利。    (LoadHigh C:\windows\Command\DOSKey /Line:255 /BufSize:2048 /KeySize:255)。   Dosモードにて コマンドラインで 単に DOSKey と入力実行しても 一応は機能します。   以下は 【Doskey】を組み込んであると仮定しての入力手順。   (【】で区切ったブロックごとに Enterキーを押す。【】は入力しない。)  【C:】 【cd \】 【cd windows】 【cd Cookies】  【dir /a .\index.dat】 (←「ドット」を忘れずに入力。「ドット」は「現在のフォルダ」の意味。)    ↑入力を間違えていなければ C:\windows\Cookies の index.dat が表示される。 表示されたら "上矢印キー"を1回だけ押す。 すると 今実行したコマンドラインが再現されるので "Homeキー" を押す。 カーソルが入力行の先頭に移動するので  "Deleteキー" を6回押して 先頭の「dir /a」の部分を削除する。 "Insertキー" を1回押してから「deltree」と入力する。(「l」は "エル"。) "Endキー" を押して 入力ラインを確認する。 次のように表示されていたら "Enter" を押して実行する。(【】は入力しない。)   【deltree .\index.dat】   「〜〜 index.dat を削除しますか?」と聞かれるので y と入力して "Enter" を押す。   以下、同じ要領で Temporary Internet Files\Content.IE5 直下の index.dat も削除する。   ただし、こちらの index.dat の存在する「パス」の入力は勝手が違う。   C:\windows\Temporary Internet Files\Content.IE5 のパスは   Dosでは次のパス文字列となる。   C:\windows\Tempor~1\Content.IE5 。 従って 次のような入力手順となる。   【C:】 【cd \】 【cd windows】 【cd Tempor~1】 【cd Content.IE5】   以下、【dir /a .\index.dat】の入力からは 同じ要領。  ※【Temporary Internet Files】の存在場所を変更しているWindowsでは、   変更した方の【Temporary Internet Files フォルダ】が 作業対象となる。 4.PCを再起動する。 5.Win起動時に   C:\windows\Cookies\index.dat と  Temporary Internet Files\Content.IE5\index.dat と  Temporary Internet Files\Content.IE5 の配下のフォルダ が 自動再生成されている。  (index.dat のサイズは小さく 初期化されている。) 6.ここで もう一度  デスクトップの【Internet Explorerのプロパティアイコン】で  【Internet Explorerの一時キャッシュクリア・・全てのオフラインコンテンツ削除】、  そして 【履歴のクリア】を行う。  【接続タブ】を 一度 開いてから OKを押して【Internet Explorerのプロパティアイコン】を閉じる。  ※Internet Explorerのプロパティで「接続タブ」を押した時に 2つの【index.dat】が 自動更新される。   (C:\windows\Cookies\index.dat と Temporary Internet Files\Content.IE5\index.dat)  これで Internet Explorerのキャッシュ関連が完全に初期化された状態となり、  かつ Windowsが それを認識した状態となる。  ◆ウィルスに冒された後「キャッシュ」をクリアした場合の作業としては ここまでで終了。   (ウィルスに冒された場合、【Tempor〜Files フォルダ】の中に "ウィルスファイル" が存在   する事も多い。)  キャッシュファイルをクリアしたこの時が【デフラグ】を行う好機。 7.【DOSで全体保存】を実行する場合ならば、  ここでPCを再起動して Command Prompt Modeで止め、DOSで "全体保存" を実行する。  ↑この保存処理を行った後でPCを再起動した時については、   このWin起動は「将来のWinリカバリー後の起動」に ほぼ等しいので、   上記の保存処理を行った後でWin起動をしたら   下記の【ここで保存した物でリカバリーして Win起動した場合】に準じて対応すれば良い。  ★【ここで保存した物でリカバリーする場合の事前処理】   1〜3 の作業を行ってリカバリーし その直後の再起動をした時に6を行うか、   あるいは 1〜6 の作業を行ってからリカバリーすれば良いであろう。  ★【ここで保存した物でリカバリーして Win起動した場合】   リカバリー直後のWin起動時に   C:\windows\Temporary Internet Files\Content.IE5\index.dat が 初期的な状態で「自動更新」される。   C:\windows\Cookies\index.dat も自動更新される。    ※あとでInternet Explorerを起動すると 再び Tempor〜\index.dat が更新される。  《注意》:   リカバリー元としての "保存版" のWin認識が【Temporary Internet Files = 別ドライブ】に   設定してあった場合は、   リカバリー直前に【1.〜6.の作業】を行った後 リカバリーするか、   あるいは    リカバリー直前に【1.〜3.の作業】を行った後 リカバリーし 直後の再起動をした時に6を行うか、   あるいは    リカバリー直後の最初のWin起動をした時に 【1.〜6.の作業】を行って「キャッシュクリア作業」   を行うのが望ましい。  ※Web高速化ツールのキャッシュクリアも もう一度実行して認識させると良さそう。  ※要するに、「全体保存を行った時」と「リカバリーした時」とで キャッシュの状態を同期させる事   が肝要。   無理にキャッシュクリアをする必要も無いが、何か問題が生じてリカバリーした場合も   あるいは ウィルスは【未知の障害】を発生させるのであるから、   「後顧の憂いを断ち切る」という意味で クリアしておくのが確実。  最初は Internet Explorerを起動しないで  その前に、Internet Explorerのアイコンのプロパティ設定で「接続タブ」を押してからOKを押す。  こうして 2つの【index.dat】を更新させておけば確実であろう。  Temporary Internet Files\Content.IE5 の配下のフォルダは  Win起動直後も、ここでも自動生成されないし、Internet Explorerを起動しても自動生成されないが、  ネットにアクセスすると自動生成される。  ネットアクセスを重ねると   Internet Explorerのキャッシュが蓄積されるに従って Content.IE5 配下の【index.dat】のサイズが大きく  なっていく。  ※つまり、Internet Explorerのプロパティアイコンで【キャッシュクリア+全てのオフラインコンテンツ削除】   を行った時に「大きなサイズのindex.dat」が残ったまま・・という状況は   やはり おかしいと言える。 【Internet Explorerの一時キャッシュクリア】の説明 はここまで。