【InternetExplorerのキャッシュ】には意外な「落とし穴」があるかも知れない.txt (2002年4月) ≪【InternetExplorer一時キャッシュクリア】を完全にする方法≫     ★このテキストで説明してある方法は 【田中式処置】とは 全く関係ありません。 InternetExplorerでネットアクセスしている最中に InternetExplorerがエラーを起こしたり Windowsがフリーズした時は InternetExplorerのキャッシュをクリアした方が良いのではないでしょうか?。(検証した訳ではありませんが・・) ==========================================   ◆【初級者の方へ】    Windowsがフリーズした時に ただ単に【リセットボタン】を押して再起動して運用を続けると    ますます不安定になります。 この点について、このテキストの最後に 初級者用の説明をしてあります。 ========================================== いままで 通算で3〜4回 ウィルスに侵入されましたが、どれも インターネットのキャッシュフォルダへの侵入です。 また、Windowsを【C:\windows】にインストールして ネットに接続している人は、 適当な時に 別のフォルダ名(MY_WIN とか)でインストールし直した方が安全でしょう。 Microsoftの【InternetExplorerのセキュリティホール】の技術解説の所で、 『ファイルの存在を特定されない場合は、外部から実行されたり 外部から読まれたりする事はありません。』 という意味の説明がありますが、 Windowsを【C:\windows】にインストールしていれば 最初から "特定された状態" でしょ。(笑)   (悪意のあるサイトを訪問して【コンピューターの制御】を奪われてしまう危険性。) 私は【C:\windows】にインストールした事は ただの1度もありません。 ネットに接続するなら 予期できた事です。 ================ ここでの説明を読む前に、 エクスプローラの "表示⇒フォルダオプション⇒表示" の設定で 【全てのファイルを表示】する設定 にして下さい。拡張子も全て表示する設定にして下さい。 ★以下に説明する「キャッシュクリア」の手法は 【InternetExplorer 5.5 sp2】でテストし、  1ヶ月ほど運用しましたが、障害は一切発生していません。全く快調です。  ただし、他の環境ではテストしていません。 Win98初期バージョンではテストしていません。 【InternetExplorer 5.5 sp2】でのみテストしました。   ※特別な事はやっていませんから、InternetExplorer6 でも問題無いだろうと想像しています。    仮に障害が発生しても InternetExplorerのキャッシュ部分だけに限定して発生する事が予想されますから、    試してみて下さい。 ★以下の作業を行った後の「Win98.seの挙動・InternetExplorerの挙動」という意味では、  【Tempor〜Files フォルダ】の位置が "初期設定" であるか、  【Tempor〜Files フォルダ】が 変更先に1つだけ存在する場合 においてのみ 動作確認しています。  ※【Tempor〜Files フォルダ】が2つ存在するかどうかは 自分で確認して下さい。   まず 自分で設定した移動先に1つ存在するハズです。   そして もう1つ C:\windows\Temporary Internet Files が残っている場合があります。   この場合、これはただの残骸ではなく、Windowsが 2つの【Tempor〜Files フォルダ】を認識しています。   (レジストリを調べると判明します。)   InternetExplorerの標準的な操作で【Tempor〜Files フォルダ】を移動させても、【M】というツールで移動させても、   【Tempor〜Files フォルダ】が 2箇所に存在する結果となってしまう事が多いようです。   こうなってしまうと、レジストリを手作業で書き換えて直しても 再起動するとWindowsが元に戻してしまい、   再び 2つの【Tempor〜Files フォルダ】を認識した状態になります。 ★位置変更が完全認識されておらず 2箇所の【Tempor〜Files フォルダ】を認識するWindows では  両方の【Tempor〜Files フォルダ】が作業対象であろうと思われますが、 2箇所とも Windowsが「自動再生機能」を発揮してくれるかどうかは 未確認です。 従って、 【Tempor〜Files フォルダ】を移動している方で 2つの【Tempor〜Files フォルダ】が存在している方は、 初期設定に戻してから 以下に説明する「キャッシュクリア」の手法をテストして下さい。 あるいは、初期設定に戻した後、 【InternetExplorer5のTemp、Favorites移動。私の方法】.txt の手順を応用して【マウスのドラッギング】でフォルダ移動 を行い、【Tempor〜Files のフォルダ移動】が完全な状態になってからテストして下さい。 私のWin98.seでは「位置変更」が完全認識されており、 【Tempor〜Files フォルダ】は 変更先に1つ存在するのみです。(C:\windows の配下には存在しない。) ↑「本当か?」・・と思う方は my_IE_temp.gif を閲覧して下さい。   HPでは トップページから 【私の IE 5.5】をクリックすれば閲覧出来ます。 ↑ このように「完全な移動」を行うための方法 は簡単です。   【InternetExplorer5のTemp、Favorites移動。私の方法】.txt を閲覧して下さい。これに説明してあります。    (最初の入り口ページに リンク を貼ってあります。) =============================== さて、本題に入ります。 ●InternetExplorerのプロパティで【InternetExplorer一時キャッシュクリア・・全てのオフラインコンテンツ削除】  を行うと Content.IE5配下のフォルダ・データは削除されますが、  どういう訳か Temporary Internet Files\Content.IE5\index.dat は初期化されません。   (そのサイズが 数MBもある。多分 WinXP・Win98・Win98se・WinMe・Win2000 で共通だろう。)  これはおかしいでしょう。    ※事実、【WebBooster Ninja】で「キャッシュクリア」を行うと     直後のindex.dat(WebBooster用のindex.dat)は初期化され、64バイトになります。  こういう状態では 場合によっては「InternetExplorerエラーの呼び水」になりかねない・・とも感じます。  desktop.ini は エクスプローラでの表示設定を保有するから残すべきですが、  index.dat は配下のデータの索引ファイルとしての機能です。  キャッシュを完全にクリアして 配下のデータもフォルダも削除されたのに 「古いindex.dat」が大きなサイズで残ったまま・・ これはどう考えても変です。 以下の手順は つい最近になって始めた「私流のやり方」ですが、 何度か実際に行い、その後のInternetExplorerの動作に変な挙動は見られません。 何もしないよりも良いだろうと思います。 特に ネット経由でウィルスを拾った時には行う方が良いでしょう。 ただし、【InternetExplorerキャッシュのパフォーマンス】という点で 効果があるか否かは不明です。 私は このテキストファイル(下記の手順説明部分)を Cドライブ以外の保管用フォルダに配置し、 このテキストファイルへのショートカットを C:\C_WIN\スタート メニュー\メンテナンス に置き、 これを閲覧・確認しながら 【キャッシュクリア】を行っています。 一部 Dosでの作業も少しありますので、 初心者向けに Dosコマンド入力での注意点を書き加えてあります。   ※「田中さんの方法を真似したら Dosコマンドの入力を間違えて大事件〜」という事になっても困りますから。 また、この方法は、 その結果については 危険はありませんが、 作業手順として 多少の危険を伴います。 「間違えそうだな〜」と思う人はやらないで下さい。 ============================================== これから 具体的な手順説明を行います。 ●【全キャッシュクリア】の状態で "全体保存" をするのが望ましいが、  全体保存を行う前の【キャッシュクリア】の最善手順は おそらく次のような手順であろうと思われる。  ※InternetExplorer がフリーズした後も、   【スキャンディスク+レジストリ復旧】の後で 【キャッシュクリア】を行なった方が良さそう・・と感じる。   ※当初 説明不足だったため、「なぜ Cookieも削除するのか?。関係ないだろ、馬鹿が。」とのメール    が寄せられました。(ヒマな奴・・。)    理解している人は自分で判断できますし、説明しなくても特に弊害も無いので書きませんでした。    ここで説明する方法は 必ずしも【キャッシュクリア】だけに焦点を絞っての説明ではなく、    「初期化状態での全体保存」・「ウィルス予防」・「望まないCookieファイルの可能性」や    「Cookieファイルによる情報漏洩」等 さまざまな事を考慮したものです。    この辺りを承知している人は キャッシュ関連のファイルだけを削除する形でも構いません。    中級以上の人にとっては "判りきった事" ですから説明は不要であり、    初級者の人には色々と細かい事を書かない方が良いとの判断で 単純な手順説明をしていました。    "Cookie保存を要求する特定のサイト" で登録が上手く出来ない場合などは Cookieファイルも全削除    した方が良い場合もあります。    ↑これは 私の見解というよりも Microsoftのサポーターによる説明です。     (この点で異論のある人は Microsoftに言って下さい。) ======================== 1.デスクトップの【InternetExplorerアイコン 右クリック】⇒ プロパティを表示させ、   【InternetExplorer一時キャッシュクリア(ファイル削除)・・・全てのオフラインコンテンツ削除】、   そして 【履歴のクリア】を行う。   OKを押して 【InternetExplorerプロパティアイコン】を閉じる。    ※この【InternetExplorerプロパティ設定】の作業は InternetExplorerを起動しないで行う方が望ましいであろう。   Temporary Internet filesフォルダに表示される Cookieファイルも削除する。   C:\windows\Cookiesフォルダも確認し、何か表示されれば    index.dat以外のファイルを全てを削除する。   (Cookieファイルの実体は C:\windows\Cookiesフォルダに存在する。)    ※Cookieファイルは キャッシュとは関係無いし、必ずしも無理に削除する必要は無いが、     ネットで何かを登録する時などに クリアした方が良い場合がある。      (理由についての詳細は省略。)    ※【index.dat 削除】については Windows98が拒否するので 後で Dosで削除する。    ※Temporary Internet Files\Content.IE5ディレクトリ(フォルダ)直下の【index.dat】     について。     エクスプローラで「全てを表示する設定」にしてあっても     この【index.dat】は見せてくれない。    ※状況によっては ブラウザが記憶しているパスワードも消去する。     デスクトップの【InternetExplorerアイコン 右クリック】⇒ プロパティ ⇒ コンテンツタブを開いて     「オートコンプリート」ボタンをクリック。     「フォームのクリア」と「パスワードのクリア」をクリック し、OK〜OKを押す。      (↑これは 通常 行う必要は無い。)     先のindex.datを削除しても "オートコンプリート機能"によるURLは表示される。    ※「フォームのクリア」と「パスワードのクリア」を有効にクリアするためには、     どうやら 全般タブの「履歴のクリア」も一緒に行なわないと駄目らしい。 Web高速化ツールを導入している場合は これを起動して、 そのツールの【キャッシュ】・【ダウンロード途中のfiles】や 【ネームサーバーDataのキャッシュ】も クリアする。 (ツールによる違いは自分で考えて下さい) 2.Web高速化ツール等を終了し、   いったん PCを再起動して Command Prompt Modeで止める。 3.DOSで    Temporary Internet Files\Content.IE5フォルダ直下の index.dat と   C:\windows\Cookies\index.dat を削除する。    (Cookieファイルを残した場合は C:\windows\Cookies\index.dat も残す。)    ※今回の作業では delコマンド よりも deltreeコマンドを使う方が望ましい。     コマンド実行に注意を要するので、ディレクトリ移動してファイル表示させながら     確認して削除する。)  ◆ここでの「Dosコマンド説明」は初心者用の説明です(以下の26行)。   Dosでは フォルダのパス入力が「短いファイル名」で入力する事に注意。   削除コマンドを実行する時は、「ファイル名・パス」を間違えて入力すると大事件。     ※起動時のautoexec.bat↓で【Doskey】を組み込んであると Dosモードでの入力操作が便利。      (LoadHigh C:\windows\Command\DOSKey /Line:255 /BufSize:2048 /KeySize:255)。      Dosモードにて コマンドラインで 単に DOSKey と入力実行しても 一応は機能します。   以下は 【Doskey】を組み込んであると仮定しての入力手順。       (【】で区切ったブロックごとに Enterキーを押す。【】は入力しない。)   【C:】 【cd \】 【cd windows】 【cd Cookies】   【dir /a .\index.dat】 (←「ドット」を忘れずに入力。「ドット」は「現在のフォルダ」の意味。)     ↑入力を間違えていなければ C:\windows\Cookies の index.dat が表示される。      表示されたら "上矢印キー"を1回だけ押す。      すると 今実行したコマンドラインが再現されるので "Homeキー" を押す。      カーソルが入力行の先頭に移動するので       "Deleteキー" を6回押して 先頭の「dir /a」の部分を削除する。      "Insertキー" を1回押してから「deltree」と入力する。(「l」は "エル"。)      "Endキー" を押して 入力ラインを確認する。      次のように表示されていたら "Enter" を押して実行する。(【】は入力しない。)   【deltree .\index.dat】   「〜〜 index.dat を削除しますか?」と聞かれるので y と入力して "Enter" を押す。   以下、同じ要領で Temporary Internet Files\Content.IE5 直下の index.dat も削除する。   ただし、こちらの index.dat の存在する「パス」の入力は勝手が違う。   C:\windows\Temporary Internet Files\Content.IE5 のパスは   Dosでは次のパス文字列となる。   C:\windows\Tempor~1\Content.IE5 。 従って 次のような入力手順となる。   【C:】 【cd \】 【cd windows】 【cd Tempor~1】 【cd Content.IE5】   以下、【dir /a .\index.dat】の入力からは 同じ要領。     ※【Temporary Internet Files】の存在場所を変更しているWindows では、      変更した方の【Temporary Internet Files フォルダ】が 作業対象となる。 4.PCを再起動する。 5.Windows98の起動時に    C:\windows\Cookies\index.dat と   Temporary Internet Files\Content.IE5\index.dat と   Temporary Internet Files\Content.IE5 の配下のフォルダ が 自動再生成されている。    (index.dat のサイズは小さく 初期化されている。) 6.ここで もう一度   デスクトップの【InternetExplorerプロパティアイコン】で   【InternetExplorer一時キャッシュクリア・・全てのオフラインコンテンツ削除】、   そして 【履歴のクリア】を行う。   【接続タブ】を 一度 開いてから OKを押して【InternetExplorerプロパティアイコン】を閉じる。    ※InternetExplorerのプロパティで「接続タブ」を押した時に      2つの【index.dat】が 自動更新される。     (C:\windows\Cookies\index.dat と Temporary Internet Files\Content.IE5\index.dat)   これで InternetExplorerのキャッシュ関連が完全に初期化された状態となり、   かつ Windows98が それを認識した状態となる。   ◆ウィルスに冒された後「キャッシュ」をクリアした場合の作業としては ここまでで終了。     (ウィルスに冒された場合、【Tempor〜Files フォルダ】の中に "ウィルスファイル"      が存在する事も多い。)  キャッシュファイルをクリアしたこの時が【デフラグ】を行う好機。 7.【DOSで全体保存】を実行する場合ならば、   ここでPCを再起動して Command Prompt Modeで止め、DOSで "全体保存" を実行する。    ↑この保存処理を行った後でPCを再起動した時については、     このWindows98起動は「将来のWindows98リカバリー後の起動」に ほぼ等しいので、     上記の保存処理を行った後でWindows98を起動したら     下記の【ここで保存した物でリカバリーして Windows98を起動した場合】     に準じて対応すれば良い。  ★【ここで保存した物でリカバリーする場合の事前処理】   1〜3 の作業を行ってリカバリーし その直後の再起動をした時に6を行うか、   あるいは 1〜6 の作業を行ってからリカバリーすれば良いであろう。  ★【ここで保存した物でリカバリーして Windows98を起動した場合】   リカバリー直後のWindows98起動時に   Temporary Internet Files\Content.IE5\index.dat が 初期的な状態で「自動更新」される。   C:\windows\Cookies\index.dat も自動更新される。    ※あとでInternetExplorerを起動すると 再び Tempor〜\index.dat が更新される。  《注意》:   リカバリー元としての "保存版Windows98" の認識が【Temporary Internet Files = 別ドライブ】として   設定してあった場合は、   リカバリー直前に【1.〜6.の作業】を行った後 リカバリーするか、   あるいは    リカバリー直前に【1.〜3.の作業】を行った後 リカバリーし 直後の再起動をした時に6を行うか、   あるいは    リカバリー直後の最初のWindows98起動をした時に 【1.〜6.の作業】を行って「キャッシュクリア作業」   を行うのが望ましい。    ※Web高速化ツールのキャッシュクリアも もう一度実行して認識させると良さそう。    ※要するに、「全体保存を行った時」と「リカバリーした時」とで キャッシュの状態を同期させる事     が肝要。     無理にキャッシュクリアをする必要も無いが、何か問題が生じてリカバリーした場合も     あるいは ウィルスは【未知の障害】を発生させるのであるから、     「後顧の憂いを断ち切る」という意味で クリアしておくのが確実。   最初は InternetExplorerを起動しないで   その前に、InternetExplorerアイコンのプロパティ設定で「接続タブ」を押してからOKを押す。   こうして 2つの【index.dat】を更新させておけば確実であろう。   Temporary Internet Files\Content.IE5 の配下のフォルダは   Windows98起動の直後も、ここでも自動生成されないし、InternetExplorerを起動しても自動生成されないが、   ネットにアクセスすると自動生成される。   ネットアクセスを重ねると    InternetExplorer のキャッシュが蓄積されるに従って Content.IE5 配下の【index.dat】のサイズが大きく   なっていく。    ※つまり、InternetExplorerプロパティアイコンで【キャッシュクリア+全てのオフラインコンテンツ削除】     を行った時に「大きなサイズのindex.dat」が残ったまま・・という状況は     やはり おかしいと言える。 【InternetExplorer一時キャッシュクリア】の説明 はここまで。 =================================================== 【InternetExplorer 5.5 sp2】や【InternetExplorer 6】で オンラインのリンクを右クリックして「プロパティ」を選択すると 「問題が発生しました」と表示されて InternetExplorerが強制終了させられたりするのは これは InternetExplorerのバグでしょう。  (その内 直してくれるのでは?) ネットでの発言を見ると そのまま Windows98がフリーズする事もあるようですが、 私の場合は そんな事はありません。 要するに、右クリックしてリンク先を知りたければ 「ショートカットのコピー」を選択するか、 リンク先の画像ファイルのサイズを知りたければ 別の方法があるでしょう。 新しく登場した物には 多少の「新手の不具合」は付き物です。 =================================================== 【ついでにお話し。 インターネットを過信しないで】 以下は 【_処置完了後の注意点.txt】からの抜粋です。   ※私は「スタートメニューのWindowsアップデート」は、遠〜いフォルダにしまい込んだまま 滅多に実行しません。     (2002年3月に初めて実行しました。)    ドライバやツールの【オンラインアップデート】も滅多に実行しません。    「InternetExplorerアップデートしたら動作が変調になった」と言う人がいますが、    この原因は 次の4つである可能性が高いでしょう。     1.インターネットの通信途上で データの一部が化けた。     2.自分のPCの電圧変動など ハードウェア的に不安定な状態にあった。     3.送信元のサーバーが不調であった。     4.オンラインでアップデートを正常にできない程に Windowsが不安定であった。    WebBoosterのテクニカルサポーター等も同じ見解で、    特に 1と2を用心するそうです。    博物館などの画像ファイルをダウンロードしてみると判りますが、    画像データの一部が破損していることは それほど珍しい事ではありません。   ※原理的に、インターネットでは どこの回線を経由しているか判らないのです。    空いている回線を自動的に選びながらデータが流れますから、    ネットが混んでいる時は【品質の悪い回線】を経由してしまう可能性が高くなります。    インターネットでは いくつもの中継ポイントを経由しますが、    たった1箇所の中継でミスが起きても、それだけで そのデータは化けてしまいます。   ※評価の固まっていない「ドライバアップデート」は実行しない事をお勧めします。    「ドライバアップデート」は、    最新版のReadMe.txtを読んだ上で、1つ手前のバージョンまでアップデートするのが    最も確実な方法です。    いきなり最新版のドライバにアップデートする事は、自から進んで「実験台」になる行為です。    最新バージョンが【2.81】で その前が【2.80】ならば 小さなバグ修正ですから    最新バージョンでも大丈夫であるか あるいは 最新バージョンの方が良い場合もあるでしょう。    最新バージョンが【3.00】で その前が【2.81】ならば、    私なら 【3.00】のReadMe.txtを読んだ上で 通常は【2.81】を選択します。    【3.00】のReadMe.txtを読み、 【2.81】の大きな障害報告が書かれていて それを回避する方法が無いならば、    その前の【2.70】か【3.00】を検討します。    情報確認をせずに「常に最新版のドライバを使う」事を好む人は、    不安定になる可能性を承知の上で ドライバをアップデートしている事になります。    なぜ本処置を行なったのか----という事を忘れないで下さい。 【ご参考】 私は クレジットカードは所有したことも使った事もありません。 日本で クレジットカードなる物が登場した頃から「これは危ない」と 私が言い続けたものですから、 私の親・兄弟、親しい人は 誰も クレジットカードを持っていません。 事件が頻発するようになってから騒ぐのは 遅いです。(予期できた事です。) 流行したり 身の回りの人が使い始めると すぐに自分も真似するのは日本人の欠点です。 パソコンも 私は20年前から使っていますが、 インターネットに接続したのは 2000年に このHPを開設する時に初めて接続しました。 =================================================== 【田中式処置】を施していないWin98(通常のWin98・Win98se)では、 ネットアクセスの最中に InternetExplorerがエラーを起こしたり Windowsがフリーズしたりする事は 珍しい事ではありません。 この時、ただ単に【リセットボタン】を押して再起動していれば ますます不安定になります。 複雑な家庭電気製品の代表として【ビデオレコーダー】を例に挙げ、これとPCを比較して考えて下さい。 【ビデオレコーダー】の内部構造は非常に複雑で、内部には集積回路もたくさん組み込まれています。 しかし、滅多にフリーズする事はありませんし、 仮に動作が変調になった場合でも 内部のメカトロニクスの部分に問題が無ければ、 いったん電源を切ってもう一度電源を入れれば 何事も無かったように動作し続ける事も多いです。  (雷などの影響で集積回路が故障したり床に落として故障させたりした時は別) 【ビデオレコーダー】の機能の内、かなりの部分は 集積回路によって制御されています。 その意味では PCの仲間として考える事もできるでしょう。 じゃ、なぜ PCを【ビデオレコーダー】のように気楽に操作してはマズイのか?・・・。 【ビデオレコーダー】の場合、集積回路で制御するプログラムはメモリに格納されているのですが、 ROMに中に書き込まれています。   ※「焼き込まれている」とも表現します。    このROMというヤツは「読み出し専用」で、ROMという名称は "Read Only Memory" の頭文字に由来します。 読み出し専用ですから、通常、静電気とか すぐ近くでの落雷でも無い限り 格納されたプログラムが壊れることはありません。 だから いったん電源を切ってもう一度電源を入れれば 正常に動作する事が多いのです。 ところが、PCの動作原理は違うのです。 Win2000でも WinXPでも Win98でも同じですが、 Windowsをインストールした時点から その動作を司るプログラム(Windows本体)は HDDの中に格納されています。 Windowsが起動した時は HDDから読み出されてメモリの中にコピーされています。 そして、メモリの中にコピーされたプログラムによって Windowsが動作します。 この時のメモリは RAM と呼ばれていますが、先のROMみたいに "丈夫" ではありません。  (メモリについての詳しい説明は省略。) で、問題はですネ〜。 Windowsを起動して何かの作業をすると、 メモリの中の "Windows本体のプログラム" は どんどん変化するのです。 頻繁に変化し、かつ "Windows本体のプログラム" は 頻繁にHDDに書き戻されています。 だからこそ 何かの設定を変更してから再起動すると その設定が再現された形で起動するのです。   ※MACの事は全く知りませんが、(今日のハードウェア事情から考えて)    程度の違いはあっても、基本的には MACでも同じだと思いますヨ。 Windowsを起動して 何もしないで終了しても変化するのですが、 大した事をしていないようでも、頻繁に変化し、頻繁にHDDに書き戻されています。  (HDDに書き戻される動作は 自動的に行われっています) さらに、Win95 に比べて、Win98・WinMe・WinXP・Win2000では その程度と頻度が「過剰」です。 そして、ここが重要な点ですが、 Windowsを終了する時にも "Windows本体のプログラム" がHDDに書き戻されて保存されるのです。  ※【HDDに書き戻す動作】も 常に Windows自身が行っています。 そして、次にPCを起動する時は この時に保存された"Windows本体のプログラム" が HDDから 読み出され、Windowsが起動するのです。 ここまで説明すれば【勘】の良い人は 「おや〜」と気が付くでしょう。 そう、「フリーズ」する形で Windowsが終了した場合を考えて下さい。 あるいは、終了しようとしたら「フリーズ」してしまう事もあります。 「フリーズ」する時は、その前に 何かが異常な状態になっているのですが、 普通の人は 「異常な状態になった瞬間」に気が付きません。(当たり前です。) そして、異常な状態になっても、 それが少々の程度であれば、"Windows本体のプログラム" がHDDに書き戻される動作は 続いているのです。 「フリーズ寸前」のような状態で 終了させる時も、HDDに書き戻されたりするのです。 そして、 次にPCを起動する時は、この時にHDDに書き戻された "Windows本体のプログラム" で起動するのです。 だから、PCを 家電品やビデオレコーダーと同じように 気楽に操作してはいけないのです。 たとえ僅かでも「異常な状態」になった瞬間に この【書き戻し動作】が停止するのであれば この問題を心配する必要は無いかもしれません。(弊害もあるでしょうが。) つまり、同じフリーズしたにしても、中途半端に動作している状態が「ヤバイ」のです。 ネットアクセス最中に【フリーズ・InternetExplorer強制終了】が発生した時は InternetExplorerのキャッシュをクリアした方が良いのでは・・・ と 最初に書いたのは、上記のようなことを考慮しての意見です。 ただし、 私がネットアクセスするようになった時は すでに PCに【田中式処置】を施した後ですから、 ネットアクセス最中の【フリーズ・InternetExplorer強制終了】は ほとんど経験がありません。 InternetExplorer強制終了については、HP開設後、起動ドライブに表面障害(HDD寿命)が発生したままでPCを運用した特定の期間だけです。 という訳で、 ネットアクセス最中に【フリーズ 〜〜〜 クリアした方が良いのでは】という意見は 【勘】による判断であり、 検証に基いた判断ではない事をお断りしておきます。   ※フリーズした瞬間に、ディスクアクセスは停止するか異常なアクセスとなる可能性もありますから、    InternetExplorerのキャッシュも正常な状態ではなくなる可能性もあるハズです。 ===================================================