細工して19160を自動認識させるために使う.txt - - - - - - - - - - - - ◆下記の24行は 後から書き足しました。◆- - - - - - - - - - - -  ◆【注目】その後のテストで 判明しました。   INFファイルを 前もって書き換えておき、   Windows98に CATファイル を参照(利用)させないスタイルで【自動組み込み】させる事ができます。   下記の【図_a】のように配置しても CATファイルの存在場所を Win98に尋ねられます。   (自動組み込みは行われますが。)   つまり、その部分については 完全な【自動認識・自動組み込み】にならないのです。   それよりも、   下記のように、INFファイルの中の「CATファイルを参照する行」を無効化する形で、   前もって 書き換えておいた方が スマートです。   こうすると、Windows98から何も尋ねられずに【自動組み込み】されます。     ※AutoProcess_for_UnNownDevice.htm の下方の【INFファイル全体の見本】は      同様に加筆修整しておきました。      他の部分は 加筆修整してありませんので、      INFファイルの中の「CATファイルを参照する行」を無効化したならば、      下記の「CATファイルに関する説明」を 頭の中で「無視」するか 読み流して下さい。 [Version] signature="$Windows 95$" Class=SCSIAdapter Provider=%ADP% ; CatalogFile=ADPU160M.cat ; ← 行頭に「;(半角のセミコロン)」を置いて この行を無効化する。 ; (CATファイルを参照させない。) DriverVer=10/01/1999,3.3 - - - - - - - - - - - - - - ◆書き足しは ここまで。◆- - - - - - - - - - - - - - - - - - 【Adaptec SCSI Card 19160】を 以下【19160_Ultra160】と略記します。 この配下のファイルを、FDやMOにコピーして保管しておくと良いでしょう。 次のようなツリー構造でコピーします。 【図_a】 A:\      └─WINDOWS       │       ├─INF \ adpu160m.inf       │ │       │ └─ \ CATALOG \ adpu160m.cat       │       └─SYSTEM       │       └─IOSUBSYS \ adpu160m.mpd      ※FDにコピーした場合は、FDは静電気破壊されやすいので、       【防磁ケース】などで厳重に保管する必要があります。 フォーマット直後(Win98セットアップ前)のCドライブに 【図_a】 のファイルを 下記のようにコピーします。 【図_b】 C:\      └─WINDOWS       │       ├─INF \ adpu160m.inf       │ │       │ └─ \ CATALOG \ adpu160m.cat       │       └─SYSTEM       │       └─IOSUBSYS \ adpu160m.mpd その後であれば、 特別なインストールセットを使わずに、普通のインストール形態で Win98セットアップしても Win98セットアップ後には 【19160_Ultra160】の組み込みは完了しています。 また、 【19160_Ultra160】も取付けず、さらに 何も細工せずにWin98セットアップした場合でも、 Win98セットアップ後に【19160_Ultra160】を "検出・自動認識"させるためには、 上のツリー構造で ファイルをコピーしてから【電源OFF⇒カード取り付け⇒電源ON】と行なえば Win98起動した時に 自動的に組み込まれます。 =============================== ・【田中式処置】の前にエクスプローラでコピーしても構いませんが、Win98セットアップ前にコピーする  のが最良です。 ・Win98セットアップの後で【19160_Ultra160】を装着するのであれば、  【19160_Ultra160】を装着する前に エクスプローラでコピーして下さい。この方法ならば、  その後【田中式処置】を行なえば 【Win98セットアップ前にコピー ⇒ 田中式実行】の場合と同じ結果に  なります。 ・少し面白くないのが、  上記コピーをしないで【19160_Ultra160】を装着して【FDからインストール】で組み込んだ場合です。  この場合でも(面倒ですが)、その後で 上記コピーをして、  【田中式処置】の途中で 次の操作をすれば 上の2つの方法の場合と同じ結果となります。      (操作に自信が無ければ 無理に行なわなくても結構です。)   ◆操作するタイミングは【デバイスマネージャでの削除作業の直後】です。    1.     コントロールパネルなど一切のツールを閉じて レジストリエディタを起動します。     HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Setup\SetupX\INF\OEM Name     と 辿って、キーを開いて行きます。                         (レジストリエディタの操作方法は 後述を参照。)     左ウィンドゥの【OEM Name】というキーを左クリックすると、      右ウィンドゥの "名前" の欄に【C:\windows\INF\OTHER\AdaptecADPU160M.INF】 という風の      項目があります。      【↑この項目で示される AdaptecADPU160M.INF】=【「現在の話題の中心」となっているINFファイル】      であるならば、      (即ち これから自動認識させようとするデバイスを"FDからインストール" した時の【xxxxxx~1.INF】であるならば。)      レジストリエディタで、      右ウィンドゥの "名前" の欄の【C:\windows\INF\OTHER\AdaptecADPU160M.INF】 という項目を削除して欲しいのです。       ※右ウィンドゥで、"データ" ではなく "名前"の欄の項目を左クリック選択して Deleteキー を押す。    2.     【C:\windows\INF\OTHER】にある AdaptecADPU160M.INF も削除して下さい。 ・最も面白くないのが、  上記コピーが成されていない状態で【田中式処置】を実行し、【FDからインストール】  で組み込んだ場合です。 ・【田中式処置】の後で【19160_Ultra160】を装着して【FDからインストール】で組み込んだ  場合も あまり面白くないと思います。 体験的な観察です↓が、 "IRQを要求するハードウェア" や "マザーボード上のデバイス" を【FDからインストール】で 組み込むと どうも いまひとつ 結果に満足できないように感じます。 その理由です↓が、 情報ファイルが 【長い名前のファイル】として INF\OTHER に存在しているだけでは、 ドライバが "所定の場所" に存在していても そのデバイスは 【田中式処置】を行なった時に自動認識・自動組み込みされません。 となれば 必然的に【田中式処置】の後も【FDからインストール】で組み込む事になります。 そのデバイスが "根幹的なハードデバイス" でなければ それでも構いませんが、 【19160_Ultra160】のようなデバイスを【FDからインストール】の方法で組み込むのでは、 せっかく【田中式】を実行したのに 処置を行なった'意義'が薄れてしまうのです。 基本的には 【デバイスマネージャで'ドライバ組み込み'を出来る ハードデバイス】であれば、 【19160_Ultra160】の場合と同じスタイルで組み込むのが最良でしょう。  ※ディスプレィカードは "形式だけのIRQ要求" ですし、データが一方通行ですし、   自動検出時にVGAとして組み込まれていますので、   "専用ドライバの組み込み" は 処置後の第1番目のsetup.exe実行で組み込めばOKです。  ※モデム・TAは ケースbyケース でしょう。    (後から組み込むのが無難でしょう。)  ※サウンドカードは微妙ですが、組み込み処理が複雑ですから 【田中式処置】の後で装着する   のが良いでしょう。   現在主流のサウンドカードは メーカーが「Winセットアップの後で装着してくれ」と言っています。   この理由は、"コンフィグレーションマネージャ" の負担が大き過ぎる事と   組み込み処理が複雑で 間違えやすいからです。   【田中式処置】の後で装着する事を HP開設の当初から前提としていたのも同じ理由です。 ============================================== 【FD起動】した状態でのHDDへのコピー方法を簡単に説明します。 例えば FD起動した状態で Aドライブから Cドライブに コピーを簡単に行なうためには、次のようにします。 xcopy a:\WINDOWS\*.* C:\WINDOWS\ /s /y   (↑コピー元が Aドライブと仮定。) こうすれば 【図_a】 ⇒ 【図_b】 へのコピーが "ツリー構造ごと" コピーされます。 コピー先のWindowsフォルダ名(あるいはインストール予定のWinフォルダ名)が C_WIN なら、 次のようにします。 xcopy a:\WINDOWS\*.* C:\C_WIN\ /s /y   (↑コピー元が Aドライブと仮定。) ============================================== 上記のツリー構造に 任意のデバイスの【inf、ドライバ、Cat】ファイルを追加して Win98セットアップ すれば、セットアップ直後に そのデバイスは自動組み込みされています。 ただし、Win98標準のINF(例:scsi.inf)を改造して ここに入れた場合は、 インストーラが その改造INFを【インストールpointのINF】で上書きしてしまいますので、その部分は諦めて下さい。   ※セットアップ途中での再起動の度に【FD起動】して確認して、手動で 改造INFに置きかえれば    思惑どおりになると思いますが・・。 ============================================== 参考までに、私は 三菱電機のモニター(RDF17S)を使っているので、 【図_a】・【図_b】 のスタイルに 次のファイルを付加しています。   C:\   └─WINDOWS     │     ├─INF \ MELICC10.inf     │     │     │     └─SYSTEM     │     └─COLOR \ D-TRONNF.ICM   ※モニターに関しては 特にこのような事前処理をする必要はありません。    ただ、こうしておいた方が '手間' が省けるから行なっているだけです。   ※このモニターは "特別なセットアップ処理" を必要とせず、    【コントロールパネル】で 設定できるので このような手法にマッチしますが、     "特別なセットアップ処理" を必要とするデバイスでは この手法は使わずに 後から組み込む方が     良いでしょう。   ※メインのPCのモニターは【TOTOKU CV821X】ですが、    このモニターのマニュアルに「このカラープロファイルを使用すると障害を発生する場合がある。」    と書かれているので 行なっていません。 ============================================== ◆【19160_Ultra160】が自動的に組み込まれる時に  C:\windows\INFフォルダに adpu160m.PNFファイルが自動生成されます。              (↑ INFファイルと同じ名前のファイル名ですが、拡張子が PNF です。)  【田中式処置】の前に【19160_Ultra160】を自動組み込みさせた場合は、  【田中式処置】を行なう時に、特定のタイミングで adpu160m.PNFファイルを削除する(手作業)  事をオススメします。(拡張子が PNF)  【田中式処置での "特定のタイミング"】とは 【デバイスマネージャでの削除作業】の直前・直後です。   ※【Win98が自動組み込みしないハードデバイス】を 本テキストの手法で自動組み込みさせた場合は    共通であると考えて下さい。   ※"簡単実行版" では 'Win98が標準で自動組み込み出来ないハードデバイス' については    PNFファイルの操作を自動処理しませんし、    一般的なハードデバイスのPNFファイルについてしか 私は調査していません。 ==============================================    ※詳しくは、【Win98にとっての未知デバイス】と自動認識.txt を     読んで下さい。